DX時代における当社の取り組み

OUR DX INITIATIVES

経営理念・方針

株式会社ミヤウチでは経営理念「従業員満足・お客様満足」のもと、バックヤードはデジタル化により業務の効率化を進め、お客様とのタッチポイントはアナログによりお客様に寄り添うことに多くの時間を充てることが出来るようになる環境を構築します。


「経営方針」において、「すべてはお客様のために」「データドリブン経営を行う」を掲げ、その社内周知を図っています。

現状認識とDX戦略策定の目的

データ活用や生成AI技術などデジタル技術の進展による産業構造の変化が起き、生産性人口減少と特に少子化で新卒採用が困難な状況から人手不足が顕著となり、グローバル化はその勢いを増し、ビジネスの継続性確保がこれまでになく難しくなってきております。

その打開策としてDX推進により既存事業を深化させ、一方で競争環境および市場の変化をデータ活用およびデジタル技術を用いて捉え、お客様ニーズの多様化とその変化の速さに早期対応した新規事業を起こしていくことが必要であると考えます。

DX基本方針

DXにより主に次の3つを達成していきます。

  1. 「お客様へ提供する付加価値」の向上に貢献し、お客様のビジネス展開のお役に立って参ります。
  2. DXによる新規事業を立ち上げ、地元地域のDX推進に貢献して参ります。
  3. 生産性を上げて従業員のライフワークバランスを向上させて「働きやすい職場環境」を追求し、従業員エンゲージメントの向上に繋げていきます。

DX戦略

IT化を推進しこれまでの非効率なアナログ業務をデジタル化させて業務プロセスを改善している。倉庫業務においてはピッキング業務に WMSを、電話対応においては IVRを導入し、業務品質が向上し、業務効率化に繋がっている。

既存ビジネスモデルの深化

  • CRMシステムや業務効率化にて得られたお客様のニーズを拾いそれをデータ化し、パーソナライズ化させてこれまでには無かった魅力的な顧客体験や利便性を生み出し、省力化・生産性向上に繋がる新しい顧客価値を創出する。
  • BIツールを用いてデータを分析、グラフなどで可視化させ、 AIを活用してお客様の行動パターンを把握・分析する。
  • お客様とデータを共有し、需要予測による安定供給、付加価値のある商品提案などサービスの品質向上に繋げ、お客様満足度の向上を目指す。
  • 業務プロセス全体においては、業務データを集約し、 BIツールにて分析することでデータドリブン経営を推進している。
  • 情報を共有することが顧客満足に繋がることを全従業員が理解し、情報入力および共有の習慣化が進んでいる。

新規ビジネスモデル

  • 地元地域の中小企業向けにDXサポート事業を行い、ビジネスの成長を後押し、地域のDX推進に貢献していく。
  • 仕入れて販売する既存ビジネスモデルではなく、当社初となる自社製品を生み出す。お客様の定量/定性データをクラウド上に蓄積し、お客様データをBIツールを用いて可視化および生成AI技術を用いて分析して開発する。

DXを進めるための環境整備

  • 基幹システムをクラウドに切り替えたことでデータへのアクセスを場所を問わず容易にし、データ活用を全社員が出来るようにGoogle Workspaceのオンラインストレージに移行しデータ管理の一元化を行った。
  • CRMにてさらにスピーディーにお客様情報を全社で把握が出来る環境を作り、そのデータ活用としてお客様ごとに最適な情報発信、付加価値のあるサービス提案をしていく。
  • RPAにより業務の自動化をしてバックヤード業務の省力化を図る。
  • 基幹システムをデータのインポート機能があり、外部システムとの連携が可能なものに切り替える。
  • 複数のアプリケーションの連携をすることで、データの重複入力の手間を無くす。

戦略の達成状況に係る指標

以下の指標をKPI指標として達成度を管理する。

  1. 生産性向上:従業員1人当たりの生産性を図る指標
    • 人時生産性
  2. お客様満足度向上を図る指標
    • お客様満足度調査の実施およびその改善
  3. 経営変革および新たなビジネスモデルの創出を図る指標
    • 新規事業の全体売上に占める構成比

DX推進体制

システムの内製化を目的として、2023年にシステムIT担当人材を採用している。 社内においてITに通じたデジタル人材も登用して、デジタル人材育成・IT導入促進・ITツールの活用サポートを推進している。

人材育成

システムIT課を創設し、スキルのある人材を採用し、システムの内製化を一部で実現出来つつある。

  • 資格取得を奨励
  • 外部機関の研修参加
  • マニュアルの整備・運用をクラウドにて行え、業務標準化による属人化の防止を進めることで業務効率化が進み、サービス品質の向上と均一化を図っている

代表メッセージ

株式会社ミヤウチでは、アナログ業務のデジタル化を推進して参りました。基幹システムをクラウドサーバ型に切替え、全社員に iPadを配布しビジネスチャットやグループウェアなど様々なアプリケーションを利用することで業務効率化を図って参りました。その結果、スピーディーなお客様対応に繋がり、従業員の残業時間においては42%削減、有給休暇取得率は 85%に上昇、その他リモートワークな環境が整うなど一定の成果を得ております。

今後の展望は、DX推進をさらに強化し、従業員がお客様とのタッチポイントに時間を注ぐことを最大化させて参ります。データはBIツールにて可視化し、目まぐるしく変化し続ける市場環境とお客様ニーズを的確に捉え、スピーディーに対応出来るデータドリブン経営を実現して参ります。

そのように経営およびビジネスモデルの変革を行い、新しい顧客価値のご提供をすることにより差異性を発揮して競争の優位性を確立し、お客様はもとより地域から必要とされる企業をめざします。かけがえのない従業員たちの満足度向上を追求し続け、我々の価値観に共鳴する人財がつどってくる魅力ある企業にして参ります。

株式会社ミヤウチ

代表取締役社長 宮内 淳